にんにく卵黄の効果とその成分

にんにく卵黄とは、すりつぶしたにんにくと卵黄を練り上げたものです。南九州において伝統的にスタミナを付けるための食として作られてきましたが、近年では作るのに手間がかかるなどの理由であまり作られなくなってきているようです。にんにくも卵黄も、スタミナを付けるためにはとてもよい食材です。にんにくには三大栄養素の一つで人間が生きていくために欠かせない炭水化物や、神経伝達物質として重要なカリウムが多く含まれています。一方、卵黄にはその他の三大栄養素であるタンパク質と脂質、カリウム以外のミネラルであるカルシウムや鉄分が多く含まれています。このようににんにくと卵黄を組み合わせることによってそれぞれのあまり含まれていない栄養分を互いに補うことが出来るにんにく卵黄は、まさに栄養の塊と言っても良い食材となっています。

例えば、朝起きようとすると体が重くて起きられない、午前中から力が出なくて、頭のなかもスッキリしない、そういった現代にありがちなスタミナの不足、エネルギーの不足を改善するのににんにく卵黄は便利な食べ物です。にんにくといえば、匂いが気になるという方がどうしてもおられると思います。にんにくの匂いはその中に含まれるアリシンという成分が原因です。アリシンと、別ににんにくの中に含まれる成分であるアリナーゼという成分が、にんにくが切られるなどして細胞が破壊されると外に出て互いに反応します。その反応によって匂いが発生するのです。ですが、悪いことばかりではありません。アリシンはビタミンB1とも反応し、アリアチミンという物質になります。このアリアチミンになると、通常よりも効率よく体内に吸収されることが出来るので、にんにくにはビタミンB1の吸収を助ける働きがあるということができます。卵黄が入っているということで、コレステロールが気になるという方がおられると思います。卵のコレステロールは多くが卵黄に含まれています。卵はコレステロールが多く含まれる食品なので、1日に2つまでとか、あまり多くをとってはならないと言われてきました。

しかし、近年の研究では、コレステロールの取り過ぎに関しては卵は心配する必要は無いと考えられています。体内で栄養を吸収する小腸では、一定以上の量のコレステロールは吸収しませんし、人体に必要なコレステロールの量と比較すると卵に含まれる量は(もちろん、食品としては多いのですが、)微々たるものなので病気などでコレステロールが高い人でない限りは心配する必要はありません。これら、にんにくと卵黄という二つの優れた栄養を持つ食材を組み合わせた健康食品であるにんにく卵黄は、スタミナ不足に悩んでいる現代人にとってとてもよい食材であると言えると思います。